火災現場の事後処理、解体、清掃の専門会社アイコムのホームページをご覧いただき、ありがとうございます。当社は孤独死が社会問題化し始めた2000年代から特殊清掃や完全消臭作業の第一線で活躍し、この業界を牽引してきた企業のひとつです。そこで蓄積したノウハウや清掃技術、消臭技術を火災現場の片付け、復旧に応用。住宅解体やリフォームも当社が一手に請け負うことから、火災後の後片付けから日常を取り戻す日まで、ご依頼主様をワンストップでサポートすることができます。
火災の被害に遭って取り乱してしまうのは当たり前のこと
ほとんどの人は、生涯、火災の被害に遭うことはありません。消防庁が発表した令和4年の総出火件数は36,375件。おおよそ1日あたり100件。一方、交通事故の発生件数は301,193件です。つまり火災の発生数は交通事故の8分の1以下。交通事故でさえ、ほとんどの人は当事者となることがないわけですから、火災ともなれば、誰もが他人事としてとらえるのも仕方のないことです。しかし現実には年間約3.6万件の火災が発生しているのも事実。ちょっとした不注意や事故などで火事に巻き込まれる可能性はゼロではありません。
多くの人にとって火災は想定外の出来事のため、実際にに遭うとほぼすべての方が現実として受け入れるまでに時間を要します。ところがその後片付けは規模に関わらず早急にがキホン。火災現場は見た目の悲惨さはもちろんですが、さまざまな有害物質が発生していたり、異臭が漂っていたりでご近所迷惑にもなります。
また、マンションなどの集合住宅の場合は、煙や煤による上層階への被害や放水による下層階への損害も少なくありません。火災の被害に遭ったからといって、いつまでも途方に暮れている訳にはいけません。アイコムではそんな火災の被害に遭われた方に寄り添い、一日も早く現場が完全復旧できるよう作業を行っています。
アイコムのスタッフは火災現場の原状回復作業だけでなく、孤独死などの特殊清掃現場、ゴミ屋敷の片付けなど全国各地でさまざまな現場に対応しています。つねに臨機応変にご依頼者様のお気持ちに寄り添った作業を心がけています。どうぞ安心してご相談ください。
火災現場の片付け・完全復旧までに必要な作業とは
火災現場の片付けや復旧に必要な作業は、その状況によって異なります。火災の規模のほか、戸建て住宅か、アパートなどの集合住宅か、高層マンションか、建物によって作業の方法は変わり、集合住宅であっても分譲物件か賃貸物件かによっても対応は違います。まずは火災現場を復旧させるための作業の概要について説明します。
火災現場の状況の確認
アイコムでは、火災現場の片付けと復旧のご相談をいただいたら、まず行うのが現場確認です。火災現場が戸建て住宅か、集合住宅かを確認し、周辺の住宅の状況、火災の規模、有害物質や有毒なガスなどの発生状況、燃え残った物の状況などを把握します。
その後は、戸建て住宅の場合はリフォーム、もしくは解体などをどのようにするか検討。集合住宅、とくに高層マンションの場合は、解体という選択肢はよほどのケースでない限りありませんので清掃、消臭、リフォームなど、どういった復旧作業が必要か確認することになります。
現場の状況をしっかり丁寧に確認したうえで、ご依頼者様にとって最適の解決策を探し出します。
分別・梱包・搬出
火災現場に残されている残置物の多くは燃えていたり、熱や消火活動の水でびしょ濡れになっていたり、使い物にならないものがほとんどです。それらのゴミは分別し、廃棄しなければなりませんが、そのままでは一般の家庭ゴミとして捨てることができません。ご存知でしたか?
火災で発生した廃棄物は市町村や都道府県など行政と協議しながら適切に分別し、自治体によっては10品目程度に分類することを求められます。とても面倒な作業内容ですが、家庭ゴミとして廃棄できなかったものは、有料の産業廃棄物になるため、費用を抑えるためにも丁寧に分別することが大切です。
また、火災現場には不用品ばかりが残されているのではありません。写真などの思い出の品、保険証書や権利書、現金や印鑑など、貴重な品々が焼けあとに埋もれていることが多々あります。
火災後の片付け業者は多数ありますが、丁寧な分別作業ができる業者は少ないのが現状です。アイコムは特殊清掃現場やゴミ屋敷の片付け作業、遺品整理業の経験から、ゴミの分別・搬出・撤去作業は得意分野。丁寧な分別作業とともに、貴重品の捜索作業も同時にお引き受けしています。
アイコムは特殊清掃や遺品整理業の黎明期からこの業界を牽引してきた企業のひとつと自負しています。つねに最新の技術や装置を取り入れ、ご依頼者様に安心していただける火災現場の片付け作業を行っています。
解体作業
火災といっても、キッチンの壁を焦がした程度のぼや火災から、戸建て住宅の全焼に近いような火災まで焼損程度により、解体作業は異なります。小規模なぼや火災程度であれば、リフォームを前提に部分的な解体で済みますし、全焼物件や焼損が大きな半焼物件などは整地まで含めて解体作業を行う必要がでてきます。
火災物件の解体においては、煤や有害物質の飛散防止など特殊なノウハウをもち、それに対応できる技術が必要となります。全国各地の火災現場の片付け・解体作業の経験が豊富なアイコムでは、近隣住民へ配慮するとともに、二次被害が出ないよう十分に心がけて解体作業を行っています。
煤の除去作業
火災現場の室内はあらゆるところが煤で汚れています。ぼや程度の火災であっても、煙とともに室内上部全体に広がった煤は、刷毛や綿棒を使って丁寧に除去しなければなりません。煤の汚染状況によっては、解体してリフォームしたほうが費用負担が小さいケースもあります。
マンション火災の場合、内装材や家財はすべて燃え、残ったのは煤がたっぷり付着したコンクリート部分のみというケースもあります。このレベルになると、もう清掃では煤を落とすことができません。グラインダーなどを用いて表面を削り落とし、異臭の元となる煤を取り除いていきます。
煤の除去には大変な手間と時間がかかりますが、火災現場を完全に復旧させるためには欠かせない大事な作業です。アイコムのスタッフは全国各地の火災現場において煤の除去作業を行い、日々経験を積んでいます。当社ではこうした実績をもとに、より効果的で効率の良い煤の除去作業をご提案しています。
特殊コーティング作業
コンクリートの構造体は、表面の煤を削り落としてもコンクリートの壁や柱、梁に臭気がしみ込んでしまっているケースがあります。しかし集合住宅の場合は、その部分を解体することは不可能。そうしたときの対応策とされるのが、特殊コーティング作業です。
このとき使用するコーティング剤は、現場の声から開発・誕生した特殊なもので、この薬剤でコーティングすることで、あらゆる臭いを封じ込め、完全に脱臭します。リフォームすることが不可能な部分、リフォームだとコスト高になるケースに効果的な方法です。
火災現場の完全復旧をワンストップで対応
火災現場を完全に復旧させるまでには、このほかダイオキシンなどの有害物質の濃度測定やオゾン発生器による分解・除菌、煤特有の焦げ臭の完全除去など、複数の作業が必要になります。また、罹災証明書の申請、火災保険の請求手続き、税の減免手続きなど、普段の生活では行うことのないさまざまな手続き作業が必要になります。
ただでさえ火災の被害に遭って途方に暮れているなか、慣れない手続きに追われることは心理的にも労力的にも大変な負担。アイコムではこれら手続き関連についてのサポート。一つひとつの手続きを分かりやすく説明し、解決できる手立てをご案内します。
火災物件の後始末は、売却も視野に
お客様のなかには、火災をきっかけに住み替えを考える方も多くおられますので、最後に株式会社アイコムの不動産買取事業についてご紹介差し上げます。
当社は孤独死や事故物件による特殊清掃や完全消臭作業の第一線で活躍し、この業界を牽引してきた企業のひとつです。取引困難なワケアリ物件、事故物件の買収を10年以上行っており、火災による事故物件を含め、どんな不動産も歓迎しています。お取引の対象エリアは全国各地、幅広い地域をカバーしています。
まずはお気軽にご相談ください。ご質問・お悩みごとのみのご連絡もお待ちしております。お電話の他、公式サイトにある不動産売却のご相談フォーム、お問い合わせフォームをご利用いただければ24時間、365日年中無休で受付可能です。お問い合わせ事項を確認させていただいたのち、スタッフが追ってこちらよりメールもしくはお電話にてご連絡を差し上げます。プライバシー情報については秘密厳守で手続きを進めさせていただきますので、ご安心してお任せください。